スミファ すみだの工場びらきを見学してきました

墨田区は、江戸時代からものづくりが盛んに行われてきました。
現在も、紙、革、金属、ガラスなど様々なジャンルの製品が作り続けられています。
そんな工場・工房を一般開放するイベント「スミファ」に参加しました。

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金属製品を鋳造する東日本金属さん。
真鍮製ドアノブや蝶番が作られていました。
醤油工場を移築したという古民家の壁一面に掛けられた原型の数々は、
見るものを圧倒します。

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最終仕上げの研磨職人さん。
私もジュエリーの磨きをしますが、本当に大変です。

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「てのひらトング」で注目されている笠原スプリング製作所の笠原さん。
お話を伺って、一見何でもないようなトングには、
とんでもない技術が結集されていることが分かりました。

他にも印刷や繊維などたくさんの会社に訪問しました。

共通していたのは、自社オリジナル製品に力を入れていこうとしているところです。
かつて景気が良かった頃は、大企業の下請けとして製造業は盛んでしたが、
リーマンショックの影響や、日本経済が全体的に下火になり、
同時に仕事が海外に流出してしまいました。

そんな中で、日本人にしかできない分野で勝負しようと、
知恵と創意工夫を凝らし、生き残りをかけて努力しています。

工場というと普通の人にはなかなか敷居が高いイメージがあるので、
こういった一般に開放する機会は、今後もぜひ設けてほしいものです。
今回工場見学にお邪魔して、自分のモノづくりの幅が広がった気がします。
後々一緒に盛り上げることができれば良いなぁと感じました。

スミファ
http://sumifa.jp/