つくり手インタビュー -toka-

ブランド  -toka-(トカ)
つくり手  宮澤由里香
職業  陶芸家
出身地  神奈川県横浜市
活動拠点  千葉県
趣味  道の駅巡り
WEB  https://www.iichi.com/shop/Q4234978
https://www.creema.jp/c/toka
Instagram  @pottery.toka

Q. つくり手ご自身の自己紹介をお願いします。

愛知県立芸術大学・陶磁専攻卒業後、グループ展を中心に作品を発表。
自身の工房を陶芸教室「土花-toka-」を運営。

元々は空間デザイナーを志し、
美大のデザイン科を目指していました。
美術系の予備校に通ううちに、
受験科目の1つだった立体造形の面白さに目覚めました。
手で直接触ることで土の形を変え、
造形したものが器として使えるという
用と美を兼ねた「陶芸」という世界に魅せられました。

Q. この仕事をはじめたきっかけを教えてください。

普段は実用的な生活に密着した食器を制作していますが、
「焼き物」という素材を通して、食器以外の生活の片隅で
笑顔になれるようなものを作ることができないか?と考え、
自分だけの特別なものを宝物のように入れられる
「ハコ」というアイテムに注目し、制作し始めました。

Q. 現在はどのように活動していますか。

実用的な食器つくりをする傍ら、
ハンドメイドイベントやグループ展を中心に制作。

Q. ものづくりを行ううえで、どのような点にこだわって作っていますか。

思わずクスッと笑ってしまうような、
物語を感じる自分だけの楽しみを
詰め込んだような物をと思っています。

Q. 作りたいもののアイデアはどのように思いつきますか?

動物をモチーフにすることが多いので、
動物園に足を運んだりしています。

Q. 制作するうえで大変なことはありますか。

ハコは、本体と蓋を一緒に重ねて焼くのですが、
釉薬が少しでも残っていると
窯から出した時に蓋が開かない!ということがあるので、
接地面は慎重〜にチェックします。

Q. 写真の作品のタイトルと、作品に込めた思いやエピソードを教えてください。

「ツルリン!シロクマくん」
トルコブルー釉という、
水を湛えたように見える釉薬を北極の海に見立て、
流氷に乗ったシロクマの様子をハコにしました。
一見、すってんころりんしているシロクマはユーモラスですが、
実は温暖化の影響で生活環境が奪われている
シロクマの現実を訴えています。

Q. 今後の展示などの予定があれば教えてください。

佐々木翔子・手塚美弥・宮澤由里香 3人展
「暮らしの空間」
2018年3月7日(水)〜12日(月)
11時〜19時(最終日は17時まで)
ギャラリーニイク
渋谷区神宮前4-2-19
03-3479-2775

Q. 陶芸教室も運営されているということですが、
教室の概要を教えてください。

陶芸が全くの初心者の方から、
絵付けや電動ろくろなど経験のある方、
さらにステップアップしたい方まで、
幅広く楽しんでいただける教室を目指しています。
教室は、ひとクラス4人までの少人数制なので、
丁寧な指導を受けることができます。

陶工房 土花-toka-
所在地:千葉県鎌ケ谷市東道野辺7-10-64-1F
電話:047-498-5550
E-mail:pottery.toka@gmail.com

開講日:月曜日/火曜日/水曜日
朝のクラス…11:00-13:30
昼のクラス…14:30-17:00
夜のクラス…18:00-20:30

●入門コース(全7回)
22000円
●本科コース
入会金…10800円(入門コースからの継続の方は半額)
月3回…8100円
月4回…10800円
土代別途
●体験コース(全2回)
3800円

Q. 今後やりたいことや目標を教えてください。

精力的に全国規模のイベントなどに参加していきたいです。

Q. 道の駅めぐりが趣味とのことですが、
お気に入りの道の駅があれば教えてください。

北茨城の「奥久慈だいご」
ここはお米がとても美味しいです。
大子町のお米はコンクールで日本一にもなっています。
奥久慈の特産品の1つシャモも美味です!
日本三大名瀑の1つ袋田の滝からも近いのです。

 

教室を運営されていることもあり、
人当たり抜群の宮澤さん。
シロクマの他にもさまざまなモチーフがあり、
その世界観に思わず引き込まれてしまいます。
実用一辺倒だけではないものづくりの面白さに
ワクワクすること間違いなし!
ぜひ会場にてご体感ください。