つくり手インタビュー DOLOCY’s

ブランド  DOLOCY’s
つくり手  山木みどり
職業  フリーランス(イラストレーター/デザイナー)
出身地  静岡県
活動拠点  墨田区
趣味  音楽と旅と鉄道と文字
WEB  https://dolocy-t.jimdo.com/
Twitter  @midolocy

Q. つくり手ご自身の自己紹介をお願いします。

依頼内容に合わせてイラストを描きわける
フリーランスデザイナーであり、
プリントゴッコ、シルクスクリーン、活版、木版、ガリ版など、
とにかくなんでも自力で刷ってみる
自称プリントマニア。

アナログプリントのユル味を楽しみながら、
日常の身の回りにある紙や布にプリントしています。

方眼紙やボール紙などの「働く紙」が好き。

Q. この仕事をはじめたきっかけを教えてください。

地方の小さな広告代理店、雑貨店バイト、食品メーカー、
アパレル通販や量販店のオリジナルTシャツデザイン、
DTPなどの職を転々としているうちに、
身の回りのチラシやパッケージなどの紙ものに夢中になり、
デザイン仕事の傍ら自分でもプリントを始めたのが始まり。

デザインフェスタ出店歴15年以上を経て
オリジナルのTシャツや紙雑貨をゆるく作り続けています。

Q. 現在はどのように活動していますか。

紙や活版友達の運営する紙me(https://www.kamime.net/)や
墨田区内でのイベントなどに出店中。

Q. ものづくりを行ううえで、どのような点にこだわって作っていますか。

確かな腕の職人さんや工業印刷機のプリントの
美しく素晴らしい技術に全く追いつけない分、
ローファイでご機嫌なオリジナル作品を作ること。
かつて一世を風靡したプリントゴッコのように、
印刷機が日常使いと思えるような活動ができればと思います。

Q. 作りたいもののアイデアはどのように思いつきますか?

観光案内所、駅、スーパー、美術館、ライブハウスなど、
フリーペーパーやパッケージなどのたくさんの紙製品を眺めたり、
集めたコレクションを眺めている時や、
誰も使わなさそうな紙と出会った時に。

Q. 制作するうえで大変なことはありますか。

とにかくプリントの知識と技術と経験が足りないこと。
でも未熟な部分を逆手にとって開き直ると
いいものができたりすることもあるので、
今できることを精一杯とにかくやってみるのみです。

Q. 写真の作品のタイトルと、作品に込めた思いやエピソードを教えてください。

「コラボリングノート」
堂地堂さんで使われていたボール紙にプリントした
ポストカードをつかって、
リングノートにしていただきました。

自分で印刷することの魅力は、
同じものがたくさんできることと、
一見同じに見えるものでも
かすれやインクの圧がちょっとずつ違って
楽しいことだと思っているので、
このカードは同じ「走る人」の版で
繰り返しプリントしてみました。

Q. 今後の展示などの予定があれば教えてください。

2019年4月20日(土)&21日(日)
SASAYA ART MARKET
http://sasayaartmarket.net/

Q. 今後やりたいことや目標を教えてください。

「塩だけで調理する料理」みたいな感覚で、
誰にでも手の届く素朴な印刷方法で
何かかっこいいものを作れたら幸せ。


紙工房 堂地堂と、
活版レタープレスやスクリーンプリントの
DOLOCY’sの紙雑貨コラボ出展。

お好きなポストカードで作る、
紙工房 堂地堂のリングノートワークショップも開催します。

DOLOCY’sさんには、
DMデザインも担当していただきました。