つくり手インタビュー 銀工房wanling

ブランド  銀工房wanling (ぎんこうぼうわんりん)
つくり手  竹崎万玲
職業  ジュエリー作家
出身地  高知県高知市
活動拠点  東京都墨田区
趣味  読書 手作り 旅
WEB  https://wanling.jp
Facebook  https://www.facebook.com/wanling.jp/
Instagram  https://www.instagram.com/wanling.jp/

Q. つくり手の自己紹介

高知県出身。
立教大学文学部心理学科卒業後、
ジュエリー制作を学びました。

システムエンジニアやWebデザイナーとして企業勤務を経た後、
現在は東京都を拠点として創作活動を行なっています。

Q. この仕事をはじめたきっかけ

大学では心理学を学びましたが、
昔から好きだったものづくりの道に進みたいと思い直し、
高校時代の工芸の授業の恩師に
ジュエリーの制作方法を学びました。

Q. 現在はどのように活動しているか

セレクトショップなどで作品を販売しているほか、
不定期にギャラリーや百貨店、ショップなどで
展示販売を行なっています。

Q. ものづくりを行ううえで、どのような点にこだわって作っているか

レンコン、コーヒー豆、しじみなど、
身近な暮らしのなかにある自然・植物・野菜などを題材として
ジュエリーを制作しています。

ジュエリーの素材は品質が良く、長く使える
シルバーやゴールド、ガラスなど。
ふだんの生活のなかで使いやすい
デザインや大きさ、つけ心地にこだわり、
ハンドメイドにより1点ずつていねいに作り上げています。

また、新たに錫の小物の制作をはじめました。
こちらも展示販売する予定です。

Q. 作りたいもののアイデアはどのように思いつくか

土地や暮らしに根ざした活動をしたいと考えています。
その土地ならではの風景や自然を切り取って、
ジュエリーに映し出すように作っています。
例えば「しじみ」シリーズは、工房のある東京都墨田区ゆかりの作品です。
昔隅田川で採れていたというしじみをモチーフにして作っています。

Q. 制作するうえで大変なことは

細かい作業が続くので、目の疲れと肩凝りとの格闘です。
1人で制作しているので、気分転換も兼ねて
あえて外に出るように心がけています。

Q. 写真の作品のタイトルと、作品に込めた思いやエピソード

「桜」
桜の花びらがモチーフの小さなジュエリーです。

私が一番好きな季節は春。
毎年楽しみにしている桜が咲く時期には、
用もないのに毎日近所の川沿いにある桜並木を歩きます。

ふだんはさほど人通りのない道なのに、
その時期だけはたくさんの人で賑わっています。

みんなが笑顔で、
上を見上げて歩くのはなんとも不思議。
足下には散った桜の花びらの模様が。

そんな幸せな花の花びらをモチーフにして
作ったジュエリーです。

Q. 今後の展示などの予定

2019年2月27日~4月9日「すみだモダンPOP UP STORE」
KITTE丸の内3F・GOOD DESIGN STORE TOKYO by NOHARA

Q. 今後やりたいことや目標

地域の資源を活かし、ものづくりに関わっていくこと。
ものづくりに関わる人びとを応援すること。
今回開催するイベント「ななつぼしクラフト展」を、
今後も定期的に開催したいと考えています。
いつかアトリエショップを持ちたいです。