いつもお世話になっている台東デザイナーズビレッジの主催ツアーに参加し、
甲府ジュエリー産地見学に行ってきました。
普段は公開していない工房を見られる、貴重な体験でした。
今から1000年前、昇仙峡で水晶が発見されてから、
甲府は水晶細工の地として知られるようになりました。
伝統工芸として、水晶彫刻研磨が現代に受け継がれています。
まずは第62回ジェムストーンフェアの見学。
年2回開催されているこのフェア。
新宿から出ている無料送迎バスを利用しました。
会場は宝石で埋め尽くされていました。
続いては、ジュエリー工房4社の見学。
工房のあちこちに、原石が転がっています。
まばゆい光に、目が眩みそうです。
宝石の彫刻は、ディスクに砂を付けながらの作業です。
砂の粗さを何段階かに分けて、徐々に細かくして磨き上げていきます。
宝石を直に手に持って研磨する「手ずり」と呼ばれる研磨方法は、
世界でも甲府にだけ見られるそうです。
私も研磨を体験してみました。
一番右が自作品。
メノウをお花のカタチに作りました。
細かいところを磨く時間はありませんでしたが、
時間を忘れて没頭。楽しかった。
真ん中は河野水晶美術の河野誠先生が実習時間中に作ってくださったもの。
紫のハートのアメジスト。
こんなものもらったら惚れてしまいますね。
左の四角い水晶は、わずか10分程度の間に、
シミズ貴石の清水幸雄さんがおしゃべりしながら磨き上げたもの。
まさに職人芸!すばらしい。
私はじゃんけんに勝ったので、1個しかないこの水晶をゲットしました。
同行者もジュエリー関係者ばかりで、いろんなお話を聞くことができました。
地元高知のサンゴのつながりもある業者さんもいて、ほんとうに貴重な経験でした。
山梨の皆さんは、とても温かく迎えてくださいました。
また、若手の職人さんが多く育っており、
山梨県も伝統工芸品・芸術品として世界へ羽ばたくバックアップもしていました。
甲府の今後が楽しみです。甲府また行こう。